豊かさは手間暇に宿る

 

幼稚園の運動会に白いTシャツが必要だというので、私のピチピチになったTシャツをリメイクして作ってみた。子どもなのに natural beauty basic というのがツボなのだが、着てしまえば見えないので、自分だけの楽しみとしてほくそ笑んでいる。

 

息子の着ているTシャツをあてて型をとったので、微妙に偏っている。でも気にしない。人体は3Dなので、既製品のように美しい型でなくとも、着ればそれなりに見えるのだ。

 

運動会はこれを着て1番になろうね！と息子に言ったら、「うん！3番になる！」と答えた。ひとりっ子男子らしい自由な回答に、野心モリモリ中間子の私は感銘を受けた。

 

そんな息子は今日、パパのTシャツをリメイクして作ったズボンを履いて幼稚園へ行った。お金を掛けない生活は、とても豊かで思い出深い。きっと息子は忘れてしまうだろうが、「ママが作った！」と喜んで着る息子の笑顔を、母は一生忘れない。