電力問題は意識の問題だ
1984年に「うちは核を持たないし、お持ち込みもお断りしてますよ!」という法律を制定させてから「核がない国」として世界に大きく打ち出して32年選手のニュージーランド。
つまりニュージーランドは大国アメリカの「え?そんなことするならお前のところ守ってやらねーよ」という脅しに屈しなかった。
日本のように街中のライトが24時間煌々と照っていることもありません。イメージ的には日本で震災のあとの街が暗かったとき、もしくはそれ以上に街全体が暗いです。これはニュージーランド最大の都市オークランドであっても夜は暗くなります。
これが田舎に行ってしまったら、灯りが付いているのはポツリポツリとある街灯だけになってしまいます。
震災後の暗さはとても心地良かった。なぜ5年しか経っていないのに皆忘れてしまったのだろう。節電節電、とあんなに意識が高かったのに。
あるものを、大切に使う。
火力発電所で効率的に作られた電気を、大切に皆で使う。適正な価格で買い支える。無駄な電力消費をしない。それだけできっと、日本は変われるはずだ。
電力問題は国の問題というよりは、家庭の問題。個人の意識だ。