mini Mischief♭

趣味=思考遊び

原発を知ろう

原発にある高い排気塔からは、放射能が出ています。出ているんではなくて、出しているんですが、二四時間放射能を出していますから、その周辺に住んでいる人たちは、一日中、放射能をあびて被曝しているのです。

ある女性から手紙が来ました。二三歳です。便箋に涙の跡がにじんでいました。「東京で就職して恋愛し、結婚が決まって、結納も交わしました。ところが突然相手から婚約を解消されてしまったのです。相手の人は、君には何にも悪い所はない、自分も一緒になりたいと思っている。でも、親たちから、あなたが福井県敦賀で十数年間育っている。原発の周辺では白血病の子どもが生まれる確率が高いという。白血病の孫の顔はふびんで見たくない。だから結婚するのはやめてくれ、といわれたからと。私が何か悪いことしましたか」

 
チェルノブイリでも差別はあった。
今後、福島近辺も例外ではないだろう。
 
被ばく地域の人を差別する…
それは、同和問題とは種類が違う。
奇形や先天性の疾患を持って生まれる赤ちゃんが多い、身体が弱い子が多い、不妊が多い、それが事実であるからだ。
健康はお金では買えないからだ。
血や遺伝子は入れ替えられないからだ。
子孫繁栄を本能とする生物として生きる限り、障害を事前に避けようとするのは危機意識の表れだ。
 
誰が悪い?
悪いのは大人だ。
私たちだ。
 
今がよければいいのか?
一個人では何もできないのか?
無関心は暴力だ。
原発を止めたい。
 
私は、無駄な消費はしない。
無気力無思考になる食べ物は食べない。
贅沢をしない。
それが、
原発が必要な人たちに加担しないということだと思うから。