お菓子を食べさせたくないのならば見せない
「三つ子の魂百まで」といいますが、幼少期にあまりお菓子を食べなかった子は、大きくなっても甘いものを好まないといいます。
噂通り砂糖には中毒性があるんですね。
見れば食べたくなる、それは大人でも同じ。
小さな子供に理屈は通りません。
目の前にあれば食べたい、それは立派な理由ではないでしょうか?
極端な事を言うようですが、子供にお菓子を与えたくないならば、見せてはダメなんです。
全くその通りだと思います。
極端でもなんでもありません。
以前、うちの子と同じ歳の子どもを持つママ友から、このような質問をされました。
親睦を深めるお食事会でのことです。
「〇〇君(←我が子)はお菓子我慢できて偉いね。うちの子なんて勝手に袋開けて好きなだけ食べてしまう。家でどうしているの?」
その時ママ友の子は、子どもに配られたお菓子袋を、既に開けて食べ散らかしていました。散乱。
「うちは決まった時間以外はお菓子を与えないし、お菓子もなるべく健康に害のないものを選んでいるよ」
するとママ友はこう言います。
「お菓子ってどこにしまっているの?うちは対面キッチンのカウンターにカゴで置いてあって。手が届くようになってから勝手に食べるようになっちゃって…」
じゃあしまえばいいじゃん!!
と心で叫びました。心でね。
でもね、わかっててやっているんだろうから、これはアドバイスが欲しいんじゃなくて「話を聴いてほしいだけ」なのだろうと思い、そうなんだーとだけ応えてみました。
目の前に餌ぶら下げて我慢させたいって、なんの大会?と思います。引用の通り、子どもにお菓子を食べさせたくないのならば、見せては駄目です。したがって母親自身も食べてはいけません。お菓子の気配を感じさせてはいけないのです。
うちの場合は、日頃から砂糖の害をイヤってほど言い聞かせているので、目の前にあっても勝手に食べはしません。それを「可哀想」と言ってくる年配者は実に多いですよ。
でもね、よく考えてください。
年配者のように幼少期に砂糖菓子が簡単に手に入らなかった世代と、幼い頃から砂糖やジャンクフードに囲まれて育つ世代とでは、わけが違うのです。今や2人に1人が癌になり、3人に1人が癌で死にます。もっと確率を上げたいのでしょうか。欲を満たして不健康になることが「可哀想ではない」と?
どんなものでも得られることが満足、という貧困思想は捨てましょう。選んで得るべきものを得るのが、私たち「飽食の世代」です。
周りに惑わされない強い意志を。